鍵谷光三キャビネット 認証30周年記念誌より
´御輿´で担がれ
元地区ガバナー L.鍵谷 光三
 我が岩見沢中央LCが、認証30周年の大きな節目を迎え、過日、岩見沢市長、能勢邦之様を含む招待者、地区ガバナー・地区名誉顧問・令夫人の参加を頂き、厳粛の中にも盛会に祝典が挙行されたことを共にお慶びを申し上げます。
 さて、この節目に当たり、私に地区ガバナー当時を振り返って一言とのことで依頼を受け、20年程前の消えかかった記憶を断片的に思い起こしながらお話したいと思います。
 地区ガバナーL繁富一雄当時、私がR・Cとして331複合地区の四分割問題に携わり、結果A地区のみがAとCに二分割された訳ですが、その問題解決に当たり奔走したことも一因で、岩見沢LCと岩見沢中央LCからそれぞれ2名の計4名の選考委員により、思いもよらぬガバナーエレクトとして私が推薦され、困惑の中で家族会議を開き相談したが、その家族からは知力なし、金力なし、あるのは体力だけだと猛反対を受け、不安で眠れない日々が続きました。しかし、ライオンズスプリットに燃え、岩見沢に初めてキャビネットをとのめんバーの熱意と励ましに心動かされ、ようやく高い御輿に乗る決断をした訳でございます。

岩見沢では嘗て経験した事の無い御輿を担ぐL木村幹事長、L川村副幹事長兼事務局長、L澁木会計始めとして、多くの役員が寝食を忘れ、ベテランのR・C、Z・Cに絶大なる協力を仰ぎ、密な連絡を取りながら汗と努力でキャビネットがスタートしました。直後の8月を始め、大雨による石狩川の氾濫により、多くの地区が水没するという被災があり、私も江別を始めとして、南幌・月形・北村・新篠津等を視察に歩き回り、その被害の大きさに驚きを感じ、早速LCIFに申請し、その援助金で救命ボートを被災地区に寄贈した事が大きな思い出として残り、また、地区大会の折、見所が少なかい岩見沢を皆で知恵を絞り、開催予定の無かったばん場競争を変更して開催し、参加者に4レース程楽しんでもらったことは、今でも語り種になっています。
 無我夢中で過ぎ去った一年でしたが、今振り返ると遠く懐かしい思い出として人生最良の一年間だっと感じます。そして、あれから20年を過ぎ、我がクラブには、今でも脈々とその時の精神が息づき育っているのが本当に嬉しいことと思います。これからも、その精神を忘れずに更なる発展を遂げることを願ってやみません。